リフォームで快適なテレワーク(在宅勤務)を実現するなら!仕事用スペースの設置方法・ポイントを紹介

リフォームお役立ち情報

2020年8月現在、コロナウィルスの感染拡大防止の動きとして、「テレワーク」や「リモートワーク」と呼ばれる在宅勤務を導入する企業が急激に増加。
またコロナウィルス対策としてだけでなく、「働き方改革」の1つとしても注目されるようになりました。通勤時間の削減による生産性の向上や、育児・介護と両立した働き方が可能になるなどのメリットがあるため、今後さらに普及していくことが予想されています。

そんな時勢にあって、実際にテレワークを行なっている方も多いと思いますが、やはり職場と異なる環境での業務に不便を感じてしまう部分も出てくることでしょう。
今回は、そんなテレワークの不便さを解消するための自宅リフォームについて紹介。どこに設置するべきなのか、どの程度のスペースが必要なのかなど、気になるポイントをお伝えしていきます。

テレワークで不便に感じる点・辛い点を解消するには?

正しい姿勢で作業できる環境に

作業デスクがない家庭だと、ソファーや食卓など用途の異なる場所で作業せざるを得ません。不適切な姿勢で長時間の作業をしていると疲れが溜まるだけでなく、肩こりや腰痛、頭痛につながるケースも。
まずは作業に適したデスクと椅子が必須。その上で、周囲環境を考慮した作業スペースを設ける必要があります

集中力が保てる環境に

テレワークにおける最も大きな悩みは「集中できる環境にできない」という方も多いのではないでしょうか。例えば、生活音。子どもの話し声や足音、周囲の物音が響いていると作業に集中できないだけでなく、WEB会議を邪魔してしまったり、逆に会議の会話が家族に漏れてしまうのを避けたいケースもあるでしょう。
そのほか、照明の明るさや採光、換気なども、作業に適した環境になっていないと感じる方も多いはず。
とはいえ集中できる環境は人それぞれ違うので、リフォーム前にまずは洗い出してみると良いでしょう。

子どもに目が届くように

子どもが小さいご家庭などは、作業しやすい環境を保ちつつ子どもにも目を配れるスペースとしたい、という方も多いでしょう。その場合はオープンな空間で作業するだけなく、リビングの一角などに半個室の作業スペースを設置するのも手です。必要な設備や収納場所の確保と、子どもを見守れる環境とを両立することができます。

ワークスペースはどこにつくる?

ワークスペースは基本的に、デスクの収まる広さがあれば作ることができます。子どもを見守りながら作業するなら、リビングの一角。逆に静かな環境で作業したいのであれば、寝室の一部や、階段下など物置となっていたデッドスペースを活用するのも良いでしょう。マンションなどであまり間取りに余裕がない場合は、ダイニングの空きスペースに設ける選択肢もあります。

代表的なリフォームとその相場

ここからは、快適なテレワークを実現するリフォームの具体例とその相場を紹介していきます。

デスク・棚板の設置

デスクや収納は既製品でまかなおうとすると、部屋の雰囲気に合わなかったり、活用したい空きスペースにうまくはまらないことも少なくありません。そんな場合は、空間に合わせてオーダーするのも手です。特に、収納については棚板を設置するのがおすすめ。壁のスペースを有効活用して、在宅ワークに必要な資料や備品をラクに出し入れすることができます。
費用は製作の内容や規模によって大きく変わりますが、簡単な天板や棚板の設置であれば数万程度で実施することができます。

間仕切りの設置

個室や半個室の空間を作るなら、間仕切りの設置は必須。壁で仕切る手段のほか、ドアやガラス戸で仕切るという手も。こちらも設置箇所や規模によって費用は変わりますが、10〜25万程度が目安です。

防音設備

家族の生活音や周囲の騒音が気になるなら、防音のリフォームも合わせて行いたいところ。生活音への対策なら、発生源となりやすい部屋の床を防音フローリングにリフォームするのがおすすめ。10~23万円ほどと比較的安価に施工できます。
外からの音を防ぐなら、まず検討したいのは最も音を伝えやすい、窓。二重窓や防音ガラスの取り付けで遮音でき、費用は5〜15万円ほどです。壁が薄い場合は吸音材や遮音シートを壁の内側に入れる施工が必要になり、12〜15万円ほどで施工することができます。

電源の設置

リモートワークでは、PCや携帯電話など電源を必要とする機器を多く使います。決めたスペースの近くに電源がない場合、新しく設置することを検討しましょう。こちらは安価に施工でき、相場としては1箇所あたり2~4万円程度です。

照明の設置

目の疲れを緩和し、長く集中できる環境をつくるのであれば、照明も見直しましょう。新しく設置する場合はこちらも比較的安価に施工でき、1箇所あたり3~5万円程度が相場と言えます。時間によって適切な明るさに変更できるよう、細かく調整できる照明がおすすめです。

まとめ

いかがだったでしょうか。今後、さらに普及すると言われているテレワーク。各企業が導入に前向きになっているので、育児と両立した働き方としても選択肢に入れたいところです。快適な在宅勤務を実現する住空間へのリフォームを、ぜひ検討してみてください。

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