外壁サイディングとは?種類や費用、メンテナンスについて

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外壁にはさまざまな種類があり、その中でもサイディングは耐久性やメンテナンスのしやすさから人気があります。この記事では、サイディングについての基本的な知識、種類や費用、そしてメンテナンスについて解説します。

サイディングとは

サイディングとは、外壁材の一種で、木材やセメントなどの素材を加工して作られた薄い板状の材料です。建物の外壁に取り付けられ、見た目の美しさだけでなく、防水性や耐久性に優れていて、何よりも他の素材と比較して非常に軽量であることが挙げられます。軽量な素材は建物への負担を減らすため、耐震性能も向上します。 外壁の張り替えにサイディング素材を使用する場合の費用相場は施工面積や種類によっても異なりますが、150万円〜300万円程度が一般的です。

サイディング外壁の種類

サイディングにはさまざまな種類がありますが、代表的なものをいくつか紹介します。

窯業系サイディング

窯業系サイディングは、耐久性に優れた陶器やセメントを主成分とする外壁材です。防火性能の高さ、加工のしやすさ、メンテナンスのしやすさなどメリットが多く、現在の新築戸建て住宅の7割以上で窯業系サイディングが使用されています。

金属系サイディング

金属系サイディングは、アルミニウムや鋼鉄などの金属を使った外壁材です。耐久性の高さはもちろん、最大の特徴は非常に軽量であること。モルタル素材と比較すると約10分の1の重さで、非常に耐震性能が高い素材です。また、断熱性の高さもメリットの一つです。

木質系サイディング

木質系サイディングは、天然木や木質素材を使用した外壁材です。自然な風合いや温かみがあり、住まいに自然な雰囲気をもたらします。ただし水に弱く、こまめなメンテナンスや防腐処理が必要です。

樹脂系サイディング

樹脂系サイディングは、プラスチックなどの樹脂を使用した外壁材です。軽量で取り扱いが簡単なうえ、耐候性や耐久性も高く、メンテナンスが比較的容易です。ただし日本ではあまり普及されておらず、デザインのバリエーションが少ないのがデメリット。

メンテナンスの周期と内容について

サイディング外壁のメンテナンスは、他の外壁材に比べて比較的簡単で、定期的な清掃や塗装の施工が主な内容です。

メンテナンスの周期としては、一般的に5年に1回程度の周期で繋ぎ目の打ち直しを行い、10年に1度程度の頻度で塗装の施工を検討することが推奨されています。サイディング外壁は塗装が劣化すると耐久性が低下するため、定期的な塗装が重要です。塗装には色褪せや劣化を防ぐ効果があり、外観の美しさを保つことができます。

ただし、周期は環境や気候、サイディングの種類によっても異なるため、専門業者のアドバイスを受けるのがおすすめです。

まとめ

サイディング外壁は、耐久性やメンテナンスのしやすさから、多くの住宅で採用されています。適切なメンテナンスを行うことで、美しい外観と安定した性能を長く保つことができます。自身の住まいの状況に合わせて、適切なメンテナンスプランを立てましょう。

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