土間のある家をリフォームで実現。メリットや費用相場について

リフォームお役立ち情報

日本の伝統的な住まいで多く取り入れられてきた、土間。屋内にありながら土足で歩けるスペースで、昔は台所として使われてきました。現代では土間で何かの作業をすることは少なくなっていますが、近年その空間としての魅力が注目されてきているのです。

土間のメリットとは?

土間の空間としての魅力は、その広がりと開放感。特に庭とリビングがつながる土間は、広々とした空間を演出します。

また、趣味のためのスペースとしても有用です。バーベキューやアウトドアの準備場所として使ったり、自転車や靴などを飾って並べれば収納としての機能を持ちつつ、雰囲気のある空間に。

土足で使えるがゆえのメリットはほかにも。来客が多い家であれば靴の置き場所にも困りませんし、子どもやペットが自由に遊べる場所にもなります。

土間のデメリット

そんな土間ですが、設置する場合のデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

まずは言わずもがな、土間を設けるということはその分、居住のスペースが減ることとなります。居住スペースに余裕がある上で、土足の場所が必要なライフスタイルの場合に、土間の設置は選択肢に挙がると言えるでしょう。

その他、土間は底冷えしやすいため、冷暖房の工夫が必要です。床暖房や適切な断熱材の設置が求められます。また、土間を設置することで段差が生じるため、将来的なバリアフリー対策も考慮する必要があります。

土間を設置するリフォームの費用相場

土間をリフォームする場合の費用相場は、設置するスペースの広さや素材、工事内容によって変動しますが、おおよそ30〜60万円程度とされています。ただし、床暖房や特殊な素材を使用する場合、また隣接する部屋やスペースを同時にリフォームする場合には追加で費用が必要となり、100万円を超えるケースもあります。

土間の活用方法

多くの選択肢がある土間の活用方法。特に、アウトドア好きのご家庭や、ペットや遊び盛りの子どもがいるご家庭では有用なスペースとなるでしょう。そんな土間の活用方法の例をご紹介します。

屋外で使うアイテムの収納

外から持ち込むことの多い、自転車やアウトドア用具、ゴルフバッグなどのアイテムを収納するスペースとして。子どもの遊び道具やベビーカーなどの収納としても便利です。

自転車や趣味の道具をディスプレイする

土間はただ収納するだけでなく、棚やラックを設置して魅力的な空間にすることもできます。
自転車やアウトドア用品などはディスプレイすることで、趣味の世界を感じることができますし、来客もきっと目を引くことでしょう。衣服や帽子を飾り、おしゃれな雰囲気を演出することもできます。壁に掛けるなど、空間を最大限に活用しましょう。

子どもやペットの遊び場

子どもやペットがいるご家庭は、天候に左右されない遊び場としても有用です。ペットのベッドやトイレ、おもちゃを配置して、ペットの居住スペースとして使う選択肢も。

くつろぎスペースとして

テーブルや椅子、ソファを配置して、くつろぎのスペースとして使う選択肢もあります。窓を設置すれば、自然光を取り入れつつ、庭の景色も楽しめます。

まとめ

土間のリフォームは家庭のライフスタイルに合わせて多様な使い方ができることから、機能的で魅力的な空間を創造する手段として人気があります。予算や希望する機能、デザインを踏まえて、ぜひ専門家に相談してみてください。

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