手すりの取り付けにかかる費用とは。1割負担だけで施工できるって本当?

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廊下や階段、トイレに浴室など、バリアフリーの観点から手すりの設置を検討している方は多いのではないでしょうか。ご自身や家族が年をとり、歩行など日常生活での動きが大変と感じるようになったら、早めの手すり設置が吉。
特に階段や浴室は転倒によって重大な事故に繋がりかねないので、高齢の方がお住まいの場合はぜひ設置していただきたいところです。
今回はそんな手すり設置にかかる費用について、補助金制度の活用方法も含めて紹介していきます。

手すり設置の必要性とは?どこに設置する?

まず、そもそも手すりを設置するべき理由はなぜなのでしょうか。安全性を向上させるため、というイメージはみなさん湧くのではないかと思います。具体的にいうと、やはり高齢者は家の中で転倒してしまうケースが少なくありません。打ち身や骨折だけでなく、そこから寝たきりになってしまうこともあるので、転倒は非常に危険です。そんな危険を抱える高齢者にとって、歩行や入浴の動作を支えてくれたり、とっさの時につかまることができる手すりは頼もしい存在なのです。

設置の必要な場所として、まずあげられるのはやはり階段。平成12年の法改正以降は設置が義務化されていますが、それ以前に建てられた物件では設置されていないことも多いので、ぜひ設置するようにしましょう。
ほかには、滑りやすく立ち座りが多い浴室も設置がすすめられる場所。立ち座りで言うとトイレや玄関も挙げられますね。また、歩行時間が多い空間だと廊下も手すりが設置されていると便利でしょう。

手すり設置にかかる費用とは?1割負担だけで施工できるって本当?

では、手すりの設置にかかる費用はいくらなのでしょうか。取り付ける場所や数、素材などで幅はありますが、1箇所あたり4〜10万円程度がおおよその相場と言えるでしょう。
設置箇所が多いと費用も少し高額になりますが、ぜひ活用したいのが補助金制度。まず、代表的なのが介護保険。要介護に認定されている人の住所であれば、上限20万円まで9割の費用が支給されます(被保険者1人につき1回。分割利用可能)。つまり、自己負担は1割のみで施工することも可能。ぜひとも活用したい制度です。
そのほか、自治体によっては他の補助金制度があり、要介護者でなくとも使用できる場合もあります。手すり設置を検討している場合は、ぜひお住まいの自治体や地域のリフォーム業者に相談し、補助金制度をうまく活用できるようにしましょう。

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