縁側リフォーム。新設や増設にかかる費用や注意点について

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古き良き日本の家屋というと、縁側のイメージが強い人も多いのではないでしょうか。日向の暖かい空間でお茶を飲みながらゆったりしたり、洗濯物を畳んだり。
昔ながらの日本家屋の良さが見直されているいま、そんな縁側をリフォームで新設したいというニーズも増えてきています。今回は、縁側の魅力と種類、取り付ける場合の費用や注意点について紹介していきます。

縁側の魅力とは?

まず、縁側とはどのような空間なのでしょうか。昔のアニメやテレビドラマの情景から、イメージが湧く方も多いことでしょう。やはり最も大きな魅力は、「団欒」のスペースであることでしょう。庭に面した心地よい空間は、家族や友人とのくつろぎの時間にも最適ですし、外からの来訪者とのコミュニケーションの場になることもあるでしょう。

加えて、快適な住生活のための実用的な機能もあります。部屋と部屋をつなぐ廊下としての役割も持ちますし、また家の外に面している構造上、夏の日差しや冬の冷気から部屋を遮る断熱スペースでもあるのです。

縁側の種類とは

実は縁側には、2つの種類があるのをご存知でしょうか。簡単に言うと、家の外にあるタイプと、中にあるタイプ。昔ながらの日本家屋を訪れたことがある方なら、思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。

濡れ縁

まず、家の外に設置される縁側を「濡れ縁」と言います。多くは屋根の外に突き出た部分、いわゆる軒下につくられます。最近の家屋でいうウッドデッキに近いもので、雨風にさらされるため腐食や劣化に強い材料でつくられます。

くれ縁

一方で、家の中に設置されるタイプの縁側もあり、これを「くれ縁」と呼びます。縁側の外にガラスなどの引き戸を立てて、室外に面した廊下のようなスペースになります。縁側というと室外のタイプを想像する方も多いと思いますが、旅館などで採用されていることも多いので、思い浮かべていただくとわかりやすいでしょう。
当然室内になるので、防水性はあまり考えなくでも大丈夫です。

縁側をリフォームで設置する際の費用相場と注意点について

縁側をリフォームで設置する場合、先に紹介した「濡れ縁」「くれ縁」の種類によって大きく費用が異なります。まず、費用を抑えられるのは「濡れ縁」。基本的には設置のみなので、20万円〜を目安に増築することができます。
一方の「くれ縁」は費用が大きく上がります。縁側部分を増築する方法と、既存の部屋を間取り変更する方法がありますが、いずれも100万円前後が目安と言えるでしょう。

なお増築の場合は、注意点があります。地域によって異なりますが、床面積が増えたと判断され、固定資産税に影響が出る場合があります。施工前に、リフォーム業者にしっかり確認しておくようにしましょう。

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