玄関の床をリフォーム!床材の選び方や費用について

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人が出入りするとき必ず目に触れる玄関は、特に美しく保っておきたい場所ですよね。しかし当然、土足で踏み入れる場所でもあるので、床には汚れや傷がつきやすい場所でもあります。

そんな玄関の性質上、床のリフォームを検討する方も多いのではないでしょうか。今回は玄関の床のリフォームにおける、床材の選び方や費用相場について紹介していきます。

玄関の床材に必要な機能とは?

まず、玄関に使用する床材にはどんな機能が求められるのでしょうか。

1つ目は、やはり耐久性。土足で入る場所になるので、傷や汚れがつきづらく、剥がれにくい素材を選ばないとすぐにボロボロになってしまいます。

2つ目は耐水性。雨の日は濡れた靴であがりますし、濡れた傘を持ち込んだりする方もいるでしょう。水に強く、シミやカビなどが発生しづらい素材を選ばなければなりません。

3つ目は防滑性。水に濡れる機会が多いことに加え、靴を着脱する動作をする玄関は転倒事故も多く発生します。表面に凹凸があるなど、滑りにくい工夫がされている素材を選ぶようにしましょう。 これらの3つは必須とも言える機能ですが、加えて防臭機能がついている素材がおすすめです。玄関は脱いだ靴の臭いや湿気、換気の悪さから、嫌な臭いがこもってしまう空間でもあります。防臭剤などで対策している方も多いかと思いますが、床材でも防臭面に気を配るとより快適な空間に変えてくれますよ。

おすすめの床材と費用相場は?

ここからは、玄関に適した具体的な床材と費用相場を紹介していきます。

タイル

水や汚れに強く、玄関で多く使われているタイル素材。滑りやすいのがデメリットですが、近年は「ファインスレート」や「防滑タイル」など防滑性能を高めたものも多く販売されています。施工にかかる費用は一般的なサイズの玄関で10万円ほど。

大理石

高級感のある床材と言えば、大理石を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
デザイン性が高く、手入れも楽といった特徴がありますが、吸水性があるためシミができやすかったり、滑りやすいのがデメリット。防滑性を高めるために小さく区切ってタイルのように使う方法もあります。
費用は他と比較して高額で、一般的なサイズの玄関であれば、15万円ほどが相場と言えます。

クッションフロア

クッションフロアは既存の床材に重ね張りするタイプの床材。クッション性が高いだけでなく、防水性、防音性が高い特徴があり玄関に使用されるケースも増えています。
価格の安さもメリットの1つで、一般的なサイズの玄関であれば5万円ほどで施工することができます。

タイルカーペット

正方形型のカーペット素材をタイルのように敷き詰めて使用する、タイルカーペット。防滑性や遮音性に優れており、汚れや傷が発生した場合も部分的な張り替えが簡単にできる床材にぴったりの素材です。
費用も比較的お手頃で、一般的なサイズの玄関で7万円ほど。

フロアタイル

タイルカーペットと同じく、正方形の素材を敷き詰めて使用するフロアタイル。防水性・耐久性に優れており、こちらも玄関にぴったりの素材。玄関用の滑り防止機能がついた商品も多く販売されています。
リフォーム費用は、一般的なサイズの玄関で8万円ほど。

上から重ねるタイプならDIYもカンタン!

玄関はスペースが小さいことが多いので、DIYでのリフォームも比較的難易度が低め。

特に、既存の床材を剥がさず上から重ねる方法であればそれほど時間を要しませんし、失敗も少ないでしょう。先ほどご紹介した素材の中では、クッションフロアやフロアタイル、タイルカーペットがおすすめ。裏面にのりつき加工がされている、接着剤が不要の楽ちんタイプも多く市販されています。より手軽に行いたい方は、100円均一で購入できるリメイクシートを使うのもおすすめです。

DIYで行う場合、施工の手順は以下になります。

  1. 床のゴミや汚れをとる(重ねたシートが汚れ等で浮いてしまうため)
  2. タイルなどフラットでない床材の場合は、「目地剤」を使って溝や凸凹を埋める
  3. 新聞紙などを貼り合わせて型をとる
  4. 型に合わせて、新しい床材をカットする
  5. 既存の床材に貼り合わせる

まとめ

いかがだったでしょうか?家の「顔」として気を遣いたい場所であり、同時に汚れや臭いが気になることも多い玄関。床のリフォームは比較的手頃で、DIYでカンタンにできる方法も多くあります。少しでも今の玄関に不満がある・・・という方は、ぜひトライしてみてください。

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