家族の安全を守る、防犯リフォーム。施工のポイントと費用相場まとめ

リフォームお役立ち情報

自宅のリフォームを検討するとき、やはりバスルームやキッチンなど内部の快適性向上に目がいきがちですが、忘れてはならないのが防犯性能。家族の安全を守るためには、家にとって欠かせない要素となります。
とはいえ、どのような点に気を配れば良いのか、具体的にどのようなリフォームが必要なのか、ピンと来ない方も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、防犯性能を高めるためのリフォームの考え方と内容、そして費用相場についてご紹介していきます。

空き巣の心理を踏まえた、防犯リフォームの考え方とは

防犯の設備を考えるにあたって、抑えておきたいのが犯罪者の行動。
警視庁の調査によると、空き巣の6割以上が「窓」から侵入するとされています。窓はやはりドアと比べて脆弱のため、ガラスを破っての侵入が容易なケースが多いのです。
とはいえ、どんな窓でも侵入されてしまう、というわけではありません。約7割の侵入者は、侵入までに「5分以上」を要すると諦めるというデータもあるのです。
ところが、通常の窓は破るのに10秒もかからないと言われています。これをどう改善するか、というのが防犯リフォームのポイントと言えるでしょう。

また、防犯カメラや警備会社の稼働を示すステッカーなど、セキュリティの高さを感じると同様に侵入しづらい、という心理も働くようです。

防犯を目的としたリフォームの施工内容・費用相場

では、防犯を目的としたリフォームには具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
まずは、やはりガラスからの侵入対策。その1つ目は防犯ガラスと呼ばれる強度の高いガラス窓の設置です。合わせガラスに特殊な中間膜が入っており、通常のガラスよりも割れづらくなっています。相場としては、1枚あたり約3~5万円。
ただし、防犯ガラスをもってしてもバールや石などによる強い衝撃には基本的に耐えられません。より防犯性を高めるのであれば、「面格子」や「シャッター」の設置も合わせて検討しましょう。面格子は1つの窓に対し約2万円、シャッターは手動タイプで10万円ほど、自動なら25万円ほどが相場と言えます。

防犯において最も重要なのは窓ですが、玄関ドアからのピッキングによる侵入ももちろん考えられます。こちらは、ピッキングの不可能な「ディンプルキー」の導入によって防ぐことができます。費用としては2万円前後で交換できるので、比較的お手軽と言えます。

最後に、防犯カメラ。近年では高性能のものが安価に手に入るようになり、1つあたり約1万円から取り付けることができます。設置するだけでも侵入者に対するプレッシャーは大きいので、ぜひ取り付けたいところです。

まとめ

いかがだったでしょうか。意外と安価に施工することができる、防犯対策のさまざまなリフォーム。
自身や家族を守るため、また盗難被害を防ぐため、ぜひ検討してみてください。

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