「減築」リフォームのメリットとは?注意点や費用相場も

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近年、実は増えてきているのが「減築」のリフォーム。その名の通り、建っている住宅をコンパクトにするリフォームです。なぜリフォーム費用をかけて家を小さくするのか、疑問に思われる方も多いかもしれません。
しかし、減築のリフォームにはちゃんとメリットがあるのです。今回はそんな減築リフォームについて、メリットや注意点、費用相場をまとめました。

減築リフォームとは

まず、減築とは具体的にどのようなリフォームを指すのでしょうか。正確な定義では、減築とは「床面積を減らす」ことを指します。
具体的には、「2階建て住宅の2階部分を撤去し平家にする」「建物を一部撤去して庭につくり替える」といったリフォームがこれに当たります。

メリット・デメリット

では、減築のリフォームにはどのようなメリットがあるのでしょうか。まず近年、特にニーズが高まっているのは高齢者です。家が広いとメンテナンスに手間がかかったり、2階部分に登るときの危険もあり、特に高齢者の方にとっては負担が大きいのです。そうした負担を軽減するため、減築という選択肢をとる方が増えています。
また、減築のメリットはそれだけではありません。例えば耐震性能。建物が軽くなるため、地震による倒壊のリスクも軽減することができます。
また、費用面のメリットも多くあります。大きいのは固定資産税。床面積は固定資産税の計算に影響を与えるため、当然減築することで抑えることができます。また、冷暖房の効率が上がるなど、電気代の節約に繋がるのもメリットと言えるでしょう。

デメリットとしては、リフォーム規模が挙げられます。基本的に施工範囲が広くなり、また住居の一部の解体のため重機が使えず人件費もかさみます。また登記申請に費用がかかったり、工事内容によっては一時的な仮住まいが必要となることもあります。
このようにかかる費用も多いため、かける費用に対してメリットが見合うかどうか、というのは減築リフォームを考える際のポイントとなります。

費用相場

では、具体的な費用相場はどの程度になるのでしょうか。1平方メートルあたり10〜15万円ほどが相場と言われており、リフォームの内容や規模によって幅があります。部屋の一部を減らすなどの内容であれば、100万円〜700万円ほど。2階建てを平家に変更するような規模の大きい工事であれば、場合によっては2000万円を超えるケースもあります。

まとめ

いかがだったでしょうか。実は今、注目されている減築のリフォーム。住居を小さくすることにも、意外と多くのメリットがあるんですね。とはいえ、やはり気になるのは費用面。気になる方はぜひ、お近くのリフォーム専門業者に相談してみてはいかがでしょうか。

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